2015年 10月 03日
読書の秋 Ⅲ
今日は、図書館から借りた三冊を返却してきます。
佐野洋子さんの「ふつうがえらい」・・・・・・前回のものより 言葉遣いが柔らかくって とっても読みやすかった。
子どもの頃 父親の仕事の関係で 駿府城内の兵舎を八軒長屋に区切った家に住み その後清水の職場の官舎に住んだという記述があって・・・・・
静岡という地名が出てきてにわかに親近感が 笑
ひとり息子の話・・・・・・・若い頃は いろいろなことがあっても 大人になればちゃんとなる。 実感~~笑
静岡出身と言えば 高山なおみさん。読んだのは「帰ってから、お腹がすいてもいいように思ったのだ。」
料理 そして 話し方がそうなように 書かれたエッセーも 高山なおみさんの世界でした。
三冊目は 「博士の愛した数式」以来の 小川洋子さんの「深き心の底より」。
エッセーを読むと その方の考え方 性格のようなものが見えてきます。そこが面白い。
頭ではわかっているけど なんとなくモヤモヤとした気持ち。それがズバーッと活字になっているのを見て そうなんだよね。そうしなきゃ~~っと。
その文章を書き出しますね。
小川洋子「深き心の底より」 息子が秘密の世界を作る時
五人のお孫さんがいる小川さんの先輩作家さんの言葉です。
” 「でも本当は、もっとこんなこともしてやりたい、あんなこともしてやりたい、という自分の気持ちを我慢するのが、一番辛いの。もちろん頼まれれば喜んで飛んで行くけど、頼まれもしないのに出しゃばったら、結局迷惑がられるだけですものね。」
出来たお姑さんの第一条件は、つまりこの忍耐力ではないかと、私は考えている。どれだけ息子の家庭の役に立つかではなく、役に立ちたい気持ちをいかに抑えるか。ここがポイントのような気がする。
ご自分の母親が 畑で何々がたくさん採れたからとか 頂き物があったからと 息子のところに 持って行ってやりたいというそのことに小川さんは「お母さんが来るとなったら、掃除したりお茶を出したり。向こうは面倒なだけよ。・・・・・・」”
初孫も今年は歩けるし、仮装してハロインのイベントに参加させたい~~。そんな気持ちは自分の胸にだけにとどめておきます。
今年もハロイン 飾りつけしました。・・・・・・孫が見たら喜ぶかしら 笑
by wiwi2299
| 2015-10-03 06:21
| 日々のこと